11月に遅い初雪が降った猿払その後一時30cm程の積雪になりましたが数日で溶けました
その後は寒暖がせめぎ合う晩秋らしい気候に、木々の葉はすっかり落ちて猿払川は晩秋を迎えています
サケたちの産卵はほぼ終了し川岸にはサケの死骸が
ロシアからの渡りを終えたワシたちが一気に増加しました、ワシたちはサケの死骸を狙っています
今年は夏から雨の日が多く河川が頻繁に増水する年でした、その影響で王子HD環境保全林のイトウ産卵河川では例年よりイトウ稚魚の残存数が非常に少ない状態です。
例年11月下旬は吹雪や大雪になります、既に暴風雪の予報が出ています、積雪量・気温次第でこのまま冬を迎えるかもしれません
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
秋深まる猿払川
今年は気温がやや高めに推移し紅葉も少し遅れています元々猿払は紅葉の綺麗な地域ではありませんが紅葉はこれからの様です。
カラフトマスの産卵が終わりサケの遡上が始まり今頃ピークを迎えるのですが、近年サケの遡上が激減しています…
今年9月から10月中旬猿払村内、サケマス捕獲場の無い河川で確認できたサケの数は僅か8匹…何か異変が起こっているのか?、近い将来サケの遡上が見られなくなるかもしれません
雨の多い今年イトウ稚魚にとって受難の年です8月豪雨を乗り切れたイトウ稚魚だけが今も河川で確認出来ますが河川ごとにその残存数が大幅に違う様です
5cm程に成長したイトウ稚魚、泳ぎも早くなり、増水が有っても生き残りそうですが…
これから長く厳しい冬がやって来ます…昨年は超渇水で孵化・稚魚浮上が壊滅状態でした、
今年は8月豪雨と定期的な大雨、2年連続で稚魚の残存率は下がりそうです、この様な年は定期的に発生するのでしょう…今年も無事に冬を越せる稚魚は少ないと思います、
この様な年だけでも稚魚や幼魚を研究等のためにサンプリングするのは避けてほしいと思います。
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
10月に入り最低気温はひと桁になり肌寒くなってきた猿払
10月狩猟解禁に入り猿払でもハンターの姿を見かけるようになりました
2018年には国有林内で森林官が誤射される事件が起きました、この様な事故が再び起きないよう、お互い気を付けなけれなりません。 国有林では狩猟禁止区間がアナウンスされています
猿払中下流部、浅茅野市街地上流成田川流域民有林内でも施業中ですので狩猟者の方々ご注意ください。
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
9月の中旬になり最高気温も20℃以下の日が続いています、
サクラマスの産卵は終了し先週はカラフトマスの産卵がピークに、秋を迎える猿払川
今年は定期的な降雨で河川の水位は高めです、
これからは一雨ごとに気温が下がって来ます、日も短くなり鹿も冬毛に変わりつつあります
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
8月6日から7日にかけて台風から変わった低気圧の通過で猿払は豪雨に見舞われました、
8月4日に降った雨の影響で元々河川は増水していましたが、そこに豪雨が重なり2012年以来の大増水となりました。
低気圧通過後2日間は天気が回復し河川の推移は下がり始めたのですが昨日また低気圧の通過により大雨が降り河川は再び増水しています。
週末また大雨の予報です、昨年は渇水でイトウ稚魚に大きなダメージが有りましたが…今年は雨の影響でイトウの稚魚に大きな影響を与えるかもしれません。
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
7月に入り暑い日も有りましたが、いつもの肌寒い7月の天候に戻りました
今年は定期的に雨が降りイトウ稚魚浮上は順調、
霧雨の環境保全林
林内ではオオウバユリが咲き始めました
オオウバユリが咲き始める次期イトウ稚魚のピークを迎えます
河川水位は安定、多くのイトウ稚魚を確認しています
王子HD環境保全林内河川の林道カルバート撤去地点でも多くの稚魚を確認カルバート撤去跡は植生が復活しています
カルバート撤去翌年
同箇所現在
カルバート撤去後産卵遡上も順調で河川全体のイトウの産卵数も大幅に増加安定しています
(調査・写真猿払イトウの会 川原 満)
不安定な天候が続く猿払、
定期的な降雨で水位は安定、木々の葉は茂り、花も増えてきました
夏を迎える猿払川
鹿達は夏毛に衣替え
王子HD環境保全林内イトウ産卵河川 今年は産卵期が早い河川が例年より多く、少し早目の稚魚調査 水温の上昇が早い区間では稚魚が浮上していました
イトウ稚魚はすぐに過酷なサバイバルが始まります、冬を越せるイトウ稚魚は極僅かです
昨年雨不足で壊滅的だったイトウ孵化・稚魚浮上でしたが今年はこの天候で多くのイトウ稚魚が確認出来そうです。
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
6月に入り気温が上がり新緑の季節を迎える猿払
河川は渇水傾向で昨年のように孵化に影響が出そうでしたが現在は降雨が有り平水位を保っています、来週も定期的に雨が降りそうで一安心です
山も緑が濃くなり鹿も夏毛に変わりつつあります
湿原も雨で潤いを取り戻し花の季節を迎えています
これから海岸線・原野・湿原共に様々な花が咲き本格的な初夏を迎えます
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
イトウの産卵も終わり、春から初夏へ新緑の季節に向かう猿払川
イトウの産卵期間・区間釣り自粛にご協力くださりありがとうございます
猿払川イトウ保全区の河畔林も緑が映え始めました
今週はサクラの開花後花冷えの低気温が続いています
雪が少なく、産卵期寒冷だった今年、例年より河川水位が低い産卵期、遡上産卵の見られない河川もあり、これからの気候変動が少し心配になりますが多くの河川で以前より産卵床が増加した河川も確認できています。
保全林内イトウ産卵河川
昨年は産卵後降雨量が記録的に少なく孵化に大きな影響を及ぼしましたが、今年は定期的に雨が降りそうで少し安心しています。
これからコロナウイルス終息に向けて各地で自粛が解除されるとイトウ釣りも本格化山菜採りもまだ半月ほど残っていますが山林・原野にお出かけの際はゴミ投棄禁止・火の始末熊対策をお願いします。
(写真 猿払イトウの会 川原 満)
4月になりました
イトウの遡上・産卵の時期が近づいています
猿払村・猿払イトウの会・猿払イトウ保全協議会では4月~5月20日までの間イトウの産卵・遡上期間、区間の釣り自粛をお願いしています
今年も猿払村では上記釣り自粛と釣り場環境保全や釣り場のマナー等の普及啓蒙看板を設置しますのでご協力のほど、よろしくお願致します。