イトウ産卵遡上を妨げていた河川工作物の撤去

王子製紙社有林内の作業道に設置されたイトウ産卵遡上を妨げるカルバート(土管)の撤去を実施しました。

2012年猿払イトウの会川原氏により土管の閉塞と上流のイトウ産卵床減少を確認、同氏により閉塞物を撤去し2015年までモニタリングを重ねた結果、閉塞は河川が増水するたびに起こり、上流部の泥の体積も著しくさらに礫環境も消失しイトウの産卵環境の縮小も確認された、協議の結果この作業道を使用しなくても森林施業に支障がないことが確認され、このたび撤去する事となりました

遡上障害の解消と泥の移動による礫環境の回復が期待され、今後もモニタリングを続けていきます

このたび土管撤去に際して北海道技術コンサルタント岩瀬様、徳島大学准教授 河口様にご指導ご助言をいただきました、

(調査・写真 猿払イトウの会 川原 満 )

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