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2023 イトウシンポジウム アジアの巨大淡水魚 ーその生態と保全ー

猿払イトウ保全協議会と国立環境研究所はイトウシンポジウムを下記の要領で開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。 ♢ 日時:2023年5月7日(日)13:30~16:30(開場13:00) ♢ 会場:銀座 紙パルプ会館2F(http://www.kamipa-kaikan.co.jp/access.html) (オンラインからもご参加いただけます) ♢ 講演者:ゼブ・ホーガン(ネバダ大学)/オラフ・ジェンセン(ウィスコンシン大学)/ メンドサイハン・バド(モンゴル科学アカデミー) ♢ 参加費:無料 ♢ 詳細はこちらから 2023 イトウシンポジウム アジアの巨大淡水魚 ーその生態と保全ー 詳細 参加申し込みは下記からお願い致します。 【現地参加】先着200名 https://forms.office.com/r/ehwSx4SDs1 【オンライン参加】先着500名 https://us02web.zoom.us/webinar/register/WN_FnuRNkykTfynucn1qusn2g 申込みに関するお問い合わせ:猿払イトウ保全協議会(東京事務局)田中 ojihdkankyo@oji-gr.com

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猿払イトウ保全協議会 設立10周年記念講演in東京 を開催します。

猿払イトウ保全協議会 設立10周年記念講演会in東京 を下記の要領にて開催いたします。 皆様のご参加を心よりお待ちしております! ◇日時 2019年11月1日(金) 14:00~16:00  (開場:13:30) ◇会場 王子ホールディングス本館 6階会議室 (東京都中央区銀座4-7-5 東京メトロ銀座駅A12・13出口より徒歩2分) ◇主催 猿払イトウ保全協議会、猿払村 ◇参加申込 10月25日(金)までにお問合せフォームから、お問い合わせ内容欄に”イトウ講演東京参加”とご記入の上、お申し込みをお願いします。追ってご連絡を差し上げます。 また、 『猿払村物産品販売フェア』 を下記要領にて開催いたします。 ◇日時 2019年11月1日(金)、2日(土)  10:00~16:30 ◇販売会場 王子ホールディングス本館 正面 設立10周年記念講演会のご案内 ▼お問い合わせ 猿払イトウ保全協議会(会長 小山内浩一 01635-2-3614) 同東京事務所 (王子ホールディングス 環境経営部 田中 03-3563-7020)

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2018年環境研修プログラム

8月31日から9月3日、猿払村において環境研修プログラムを実施しました、 今回は北海道大学の2名の学生に参加頂き、秋晴れの天候恵まれ、初日は猿村副村長による猿払村の概要と産業の講義、協議会会長小山内より協議会発足の経緯・意義、イトウの生態について講義を受け1日目を終了 2日目3日目はフィールドに出てイトウの生息環境を中心に酪農・林業・河川環境と治水、この時期産卵遡上するカラフトマスの産卵行動、イトウ尾産卵環境と稚魚幼魚、魚類相の観察、魚類の遡上環境の脅威とその改善作業など様々な場所をめぐるフィールドワークを実施しました。 4日目は研修の纏めを役場にてプレゼンテ―ションを実施し、学生目線の提案・疑問を率直に発表して頂き、猿払村役場の方との意見交換等も行い、環境研修を終了しました。

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三井物産株式会社との情報共有

猿払の山林所有者である三井物産株式会社は生物と生物が生きる環境を守る三井物産の森づくりを実践し生物多様性保護林を制定、 イトウが生息していることから三井物産社有林宗谷山林の一部が生物多様性保護林に指定されています http://www.mitsui.com/jp/ja/sustainability/contribution/environment/forest/biodiversity/index.html この度、猿払イトウの会川原氏により三井物産宗谷山林管理者である三井物産フォレストの方と、さらに詳しいイトウ産卵河川と社有林分布、生息魚類・希少鳥類の情報提供、森林施業の際の注意事項等を現地視察を交え実施しました。 今後も土地所有者と河川環境・施業の管理等についての情報共有を継続していきたいと思います。

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イトウシンポジウム東京、開催のお知らせ

この秋にイトウシンポジウム東京を下記の要領にて開催いたします。皆様のご参加を心よりお待ちしております。 ・日時;平成29年(2017年)10月22日(日)14:00~15:30 (開場;13:30) ・場所;紙パルプ会館3階フェニックスプラザ(東京都中央区銀座3-9-11 東京メトロ銀座駅A12出口より徒歩2分) ・参加費;無料   (先着80名様) ・参加申し込み;10/15までに当HPのお問合せフォームから、お問い合わせ内容欄に”イトウシンポジウム東京参加”とご記入の上、お申し込みをお願いします。追ってご連絡を差し上げます。 発信;イトウシンポジウム東京事務局(王子ホールディングス 環境経営部 田中 03-3563-7020) ★お申込み★;お問合せフォーム

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2017年環境教育研修プログラム

9月1日から4日まで、猿払村において環境教育研修プログラムを実施しました 今回は帯広畜産大学2名、酪農学園大学4名に参加して頂きました、台風が近づいている天候の中でしたが天気予報外れ、良い天候に恵まれました、 初日は猿払村役場において真野副村長から猿払村の概要・歴史・産業の講義、続いて猿払イトウ保全協議会・猿払イトウの会会長小山内より、協議会、イトウの会の活動とイトウの生態の講義を受け1日目を終了、 2日目は猿払イトウの会川原氏による河川環境、イトウの生息環境をフィールドに出て視察、猿払周辺の山林、猿払川下流から上流部、王子フォールディングスの環境保全林や酪農地帯、河川工作物を重点に猿払村内から隣町の浜頓別町を巡りました。 3日目はイトウの産卵環境、生息環境と生息魚類のフィールドワーク、河川上流部に行き、タモ網を使い魚類を捕獲したり、河川を歩き河畔林・河川形態等を視察、イトウの稚魚、幼魚、ヤマメ・アメマスを目視や捕獲により確認、河川の淵では産卵に備え待機するサクラマスを見る事が出来ました。 4日目は猿払村役場において、同役場産業課坂本課長を招き、学生たちのプレゼンテーションを実施し、意見交換等も行い研修プログラムを終了しました。

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河川工作物撤去後のモニタリング2年目

猿払村内イトウ産卵河川(猿払川支流)において王子フォールディングス社有林内(環境保全区内)国有林内に存在した河川工作物撤去後のモニタリング調査結果(産卵床調査・魚類相調査) 2012年国有林内の木製橋(洗い越し)2015年社有林内作業道カルバートそれぞれ撤去を実施、 その後のモニタリング調査2年目を迎えます、 該当河川河川工作物撤去前の産卵床数は経年で減少傾向にあり、最も少なかった年はメス1匹分程度の産卵床を確認するにとどまりましたが、上記河川工作物撤去によりイトウの遡上は確保され昨年からは源流部までイトウの産卵区間の延長を確認しました、2年目の今年度はさらに産卵床数が増え22個の産卵床を確認しました。 夏季の魚類相調査結果2015年~17年比較 下流側から王子フォールディングス社有林作業道カルバート撤去地点下流(2015年工作物撤去前) 2015年    2016年   2017年 イトウ3匹     7匹    6匹※3 サクラマス10匹    10匹    14匹 ドジョウ類3匹     0匹    2匹 トゲウオ類3匹     0匹※    0匹※ ウグイ類 0匹     0匹    0匹 上記地点上流100m 2015年      2016年   2017年 イトウ0匹     9匹    3匹※3 サクラマス12匹    12匹    13匹 ドジョウ類8匹     2匹    0匹※ トゲウオ類7匹     1匹    1匹 ウグイ類 0匹     0匹    3匹※2 上記地点500m上流国有林カルバート上流部 2015年    2016年   2017年 イトウ0匹     14匹   6匹※4 サクラマス11匹     9匹    11匹 ドジョウ類0匹     0匹    0匹 トゲウオ類0匹     0匹    0匹 ※トゲウオ類・ドジョウ類の減少は河川工作物撤去後の河床低下等河川環境の変化に伴う減少と推察される。 ※2今年度初めてウグイ類を確認河川工作物の撤去でサケ科魚類以外の魚の移動も確保された事を示唆する結果となった。 ※3今年度各調査地点でイトウ稚魚の減少が見られたがこれは今年度の降雨増水の頻度等自然現象による稚魚の流下分散が昨年度より進んだ結果と推察される。 ※4のイトウ6匹捕獲のうち3匹は7.5~10.5cmで推定1歳魚と推察され昨年度の稚魚が残存し本河川で越冬した事を裏付ける。 今年度の調査結果でも河川工作物撤去の効果が実証されました、今後もこの様な河川環境改善の活動を継続していきます。 (調査 投稿 猿払イトウの会 川原 満)

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猿払イトウ保全協議会第9回総会議事録

2017年6月25日(日)に猿払村笠井旅館にて、第9回の総会を行いました。議事録を添付いたします。

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2016年環境教育研修プログラム

9月9日から同12日、猿払村において環境教育研修プログラムを実施しました。 北海道大学の協力のもと同大学生5名に参加して頂きました、前日から宗谷地方は大雨の天候でしたが学生は無事到着、初日は猿払村役場において、真野副村長の講義、猿払村の概要・歴史・産業の講義をいただき、続いて猿払イトウ保全協議会・猿払イトウの会会長の小山内から活動内容や会補足の経緯・意義、イトウの生態等についての講義で一日目を終了、 日程二日目、連日の雨で河川は大増水と悪天候、大幅に研修内容の変更がありましたが安全な研修コースを選択しての野外研修を実施、産業と河川環境、山林の環境等を重点に猿払や浜頓別の自然環境・酪農地帯を巡りました。 日程3日目、午前の工程、前日夜から雨も止み、当日は曇り~晴れと天候は持ち直しましたが河川の増水は余り治まらず、水量の少ない支流源流部で実際に河川に入りイトウの産卵環境・魚類相・水棲昆虫などを学生たちが捕獲し観察、イトウの稚魚・幼魚、カラフトマスの産卵行動も目の前で観察する事が出来ました 3日目午後の工程は 王子フォールディングスのビジターセンター(猿払村内)において北海道大学の農学研究院、動物生態学研究室の荒木教授と研究生による環境DNAを用いた調査の講義を実施、最先端の研究内容に学生たちは聞き入っていました。 最終日、猿払村役場会議室において学生たちのプレゼンテーションを実施、多くの役場職員の皆様に参加して頂き、意見交換なども活発に行われ、本プログラムを終了しました。

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河川工作物撤去後のモニタリング実施結果

猿払村内イトウ産卵河川(猿払川支流)において、王子フォールディングス社有林作業道・国有林内に存在した河川工作物撤去後の魚類相モニタリング調査を実施しました。 国有林内に存在した木製河川工作物は2012年に宗谷森林管理署へイトウの産卵遡上障害になっている事を報告、翌2013年夏に撤去されました、王子フォールディングス社有林内作業道に設置されていたカルバート(土管)も2015年冬に撤去、この二つの遡上障害の撤去の効果検証として春季に産卵床調査(この結果は資源保護の観点や乱獲の恐れがあるためこの場では公表いたしません)夏季に魚類相調査を実施、魚類相調査を実施することでイトウ稚魚を確認し産卵した事の裏付けの結果を得る事が出来ます。 結果として遡上障害の大きな要因である王子社有林のカルバート(土管)が昨年冬に撤去された事により昨年と大きく調査結果が変わりました。 以下調査結果(捕獲魚種・匹数) St1 王子フォールディングス社有林作業道カルバート下流 2015年8月9日    2016年8月11日 イトウ   3匹   7匹 サクラマス 10匹  10匹 フクドジョウ7匹   1匹 トゲウオ類 3匹   0匹 St2 St1カルバート約40m上流 2015年       2016年 イトウ   0匹   9匹 サクラマス 12匹   12匹 フクドジョウ8匹   2匹(死骸1含む) トゲウオ類 7匹   1匹 St3 St1上流 約500m上流 国有林カルバート上流 2015年       2016年 イトウ   0匹   14匹 サクラマス 11匹   9匹 フクドジョウ0匹   0匹 トゲウオ類 0匹   0匹 ※トゲウオ類やフクドジョウが減少した要因としてカルバート撤去後河川環境が変化した事に起因すると推察されます。 イトウ稚魚は各捕獲場所(カルバート下流~木製工作物撤去付近)で確認され匹数も増加した事がわかります、またイトウ稚魚は木製工作物撤去個所周辺(St3)で最も多く確認されており、これはカルバート撤去前後の産卵床分布変化と符合した結果となり、2015年では王子社有林カルバート下流部のみイトウ稚魚が確認されていましたが、産卵床も2009年頃~15年までほとんどこの個所で集中的に確認されており、この事は王子社有林内のカルバートが閉塞し数年間、遡上の障害となりその下流でしか産卵できなかった事を物語る結果となっています、現在は王子社有林カルバート、国有林木製工作物も撤去され、産卵遡上の障害は無くなりこの河川上流部にある良好な産卵環境で産卵する事が出来るようになり、イトウを取り巻く環境改善の大きな一歩が実を結んだ結果が表れた調査となりました。 今後も多くの地権者と情報共有をしイトウと人が共存できる体制構築に向けて活動していきたいと思います。 (調査 投稿 猿払イトウの会 川原 満)

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